2025年02月25日-02月28日
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北京市、緑化・彩化を推進 今年の森林率は45%に

2025年02月27日

 中国北京市は今年、ガーデンシティの全面的な建設に取り組む。年間で約666.7ヘクタールの造林・緑化を行い、200ヘクタールの公園・緑地、1000キロメートルの緑道を増やす計画だ。市内の森林率は45%に達し、林地・緑地の年間カーボンシンクは1000万トン以上に上る見込みだ。中国新聞社が伝えた。

 19日に開かれた北京市園林緑化活動会議で、北京市園林緑化局局長で首都緑化委員会弁公室室長の高大偉氏は、「北京は2024年に都市緑地を200ヘクタール増やし、500キロメートルの緑道を完成させた。20カ所のガーデンモデル街区を完成させ、100本の都市画廊を建設し、300基の立体交差橋緑化を行い、20カ所の公園のバリアフリー化を進めた。ガーデンシティの雰囲気がより濃厚になり、公園・緑地500メートルサービス半径カバー率が91%に達した。24年末現在の北京市全域の公園総数は1100カ所に達し、その3分の2がシームレスな統合を実現している。1000以上の公園を持つ都市として一層美しくなり、市民へのグリーン福祉が持続的に向上した」と説明した。

 同市の24年における新規造林・緑化は約666.7ヘクタールだった。北京湿地生態系の気候変動への適応能力と炭素貯蔵機能が持続的に最適化され、延慶区の北京野鴨湖国際重要湿地と、密雲水鳥保護・生息地の回復プロジェクトが完了し、16カ所の微小湿地が新設・修復された。

 同市は25年には全域緑化・彩化・立体化の推進を加速させ、市民が実感でき、楽しむことができ、アクセスでき、参加できる花園都市シーンを構築する。公園・緑地を200ヘクタール増やし、都市レジャー公園を15カ所建設し、「小さく美しい」ポケットパークと微小緑地を50カ所構築し、10カ所の公園のバリアフリー化を実施する。

(画像提供:人民網)

 
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