中国青海省海東市は2024年末現在で47件のグリーンコンピューティングプロジェクトを計画中で、意向投資額約490億元(1元=約21円)に達し、1000億レベル計算能力産業クラスターの形成に注力している。中国新聞網が伝えた。
同市は青海省グリーン計算能力拠点産業発展計画における中核クラスターだ。海東にあるゼロカーボン計算能力産業パークは、同省が定めた計算能力・電力協同発展の重点パークとなっている。
同市は近年、国家レベルインターネット基幹直接接続ポイントを完成させ、国際インターネットデータ専用回線と、初のルートミラーサーバーが安定的に稼働している。最大外部接続帯域幅は17.2Tとなっている。また、超低遅延・超高速計算能力ネットワークを建設中で、完成後の遅延は省内1ミリ秒、中国全土で最長20ミリ秒となる。広東・香港・澳門(マカオ)、北京・天津・河北、長江デルタの地域間接続における高品質サービスの需要を満たすことができる。
同市は現在、西寧-海東スマートコンピューティング・スーパーコンピューティング中核クラスターの建設を急いでおり、河湟新区の省レベルグリーン計算能力産業集積モデルエリア及び展示窓口の構築に注力している。累計で2万2000本の標準ラックを完成させており、ラックの設置率は76%。製造済み及び製造中の標準ラックは省内の67.7%を占め、計算能力は累計5166Pに達し、省内の61.5%を占めている。
(画像提供:人民網)