ドローンで築く「砂防の長城」 甘粛省
2025年04月02日
中国甘粛省酒泉市金塔県の砂漠の奥地では、村民が砂漠化対策の防砂壁の設置作業を行っている。同県は人々の生産や生活に深刻な影響を及ぼしている風と砂の通り道となる重点エリア16カ所と農地周辺の風砂災害エリアに対し、3万ムー（1ムーは約667平方メートル）の流砂固定・圧縮作業を行っている。中国新聞網が伝えた。
作業は5月末の完了を予定している。砂漠の奥地では自動車を使った輸送が不可能なため、これまでは人が荷物を背負って運んでいたが、最近ではドローンによる輸送を導入している。
現地では伝統的な「草方格（乾燥したワラで1メートル四方のワラを碁盤の目のように並べて砂に埋め込むこと）」と防砂壁を組み合わせることで風速を効果的に減速させ、植生の回復を助けており、これまでに40万メートル以上の防砂壁が完成している。
（画像提供：人民網）
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