中国では最近、歩行用外骨格アシストスーツの導入範囲が徐々に拡大し、特に多くの観光地で積極的に導入されている。中国新聞網が伝えた。
広東省の深圳野生動物園では、来園者が歩行用外骨格アシストスーツを装着して坂を上っていた。物珍しそうに見ている他の来園者に対し「これを装着して歩くと、とても楽だ」と話していた。
山東省の泰山では、腰や膝に登山アシストスーツを装着して、階段を上る観光客をよく見かける。その足取りは軽くて力強く、楽々と他の登山者を追い越している。
このタイプのアシストスーツは、主に腰に装着するコントロールデバイスと、両足に装着する外骨格から構成されている。腰部分にあるボタンを押すことで、出力を数段階切り替えることができる。アシストスーツの重さは約2キロで、リュックを背負っているほどの感覚で、それほど重いとは感じない。
深圳野生動物園・企画部の担当者によると、無料体験できる歩行用外骨格アシストスーツを導入して1カ月以上で数百人が利用したという。外骨格アシストスーツの開発企業は深圳市肯綮科技で、観光地で導入されているデバイスの多くは同社の製品だ。同社の楊工最高製品責任者(CPO)は「アシストスーツはすでに量産が始まっている。中国各地の観光地100カ所以上で導入される予定で、実際のテスト段階に入っている観光地も数十カ所ある」と述べた。
歩行用外骨格アシストスーツのほか、中国各地の観光地では最近、犬型ロボットが物資を運んだり、ドローンがデリバリーを配送したり、ガイドロボットが観光地を案内したりと、観光客にさまざまなサービスを提供している。
泰山智慧文旅科技集団の王厚哲総経理は「泰山ではこれまで、人間が主に荷物を運んでいたが効率が悪かった。犬型ロボットが導入されて、そうした状況が大幅に改善された。犬型ロボットが複雑な地形を走行し、物資を届け、旅客のニーズを満たしている。今後、ロボットが泰山の輸送や救援、清掃などさらに多くの作業を担うようになるだろう」と述べた。
(画像提供:人民網)