中国の珠江口盆地で行われた深層-超深層探査で「恵州19-6」油田が発見された。確認された埋蔵量は石油換算で1億トン以上になるという。3月31日、中国海洋石油集団への取材で分かった。科技日報が伝えた。
今回の発見は中国近海の深層-超深層石油・ガス探査の大きなポテンシャルを示している。
同油田は広東省深圳市から約170キロ離れており、平均水深は100メートル。発見井「HZ19-6-3」では127メートルの石油・ガス層まで掘削され、掘削完了深度は5415メートルとなっている。試験によると、同井の1日当たりの原油生産量は413バレルで、天然ガスは6万8000立方メートル。
恵州窪地は中国の海上で最も海洋探査が進んでいる窪地の一つで、恵州・西江の2つの主要油田クラスターがある。40年近くの探査と開発を経て、石油換算で累計1億6800万トンを生産。これまで採掘された油層は中浅層に集中している。
(画像提供:人民網)