2025年04月14日-04月18日
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小麦の農作業で200機以上のドローンが活躍

2025年04月14日

 中国では現在、小麦の農作業の重要な時期を迎えている。四川省綿竹市の農地では、200機以上の農業用ドローンが出動し、空中で小麦の病虫害対策作業を実施することにより、小麦の安定生産と増収を確保している。人民網が伝えた。

 綿竹市富新鎮友花村の農場主である劉亮さんは「以前は人手での農薬散布に時間と労力がかかったが、農業用ドローンを使うことで作業効率が上がり、施肥が正確になり、対策効果が大幅に上がった。近年、ドローンは新たな農機具として定着しつつあり、1機で1ムー(約667平方メートル)の小麦畑を3~4分で散布でき、人手による効率の10倍以上になる。また、農薬使用のコストを削減し、効率的かつ安全で、コスト削減や環境保護の利点がある。農薬散布以外にも播種と施肥が可能で、実用性が極めて高い」と説明した。

 農薬を配合し、ポンプを設置し、散布エリアを事前に設定する。富新鎮清獅村では、1機のドローンが「ブーン」という音とともに麦畑の上空を往復し、霧状の農薬を苗に均等に散布していた。100ムー以上の麦畑の散布が半日もたたないうちに完了した。

 富新鎮貴豊家庭農場で働く詹軍さんは「現在は小麦のさび病、赤かび病、アブラムシなどの病害虫が多発する時期だ。今日は2機の農業用ドローンを動員して、富新鎮とその周辺で小麦の病虫害対策を行った。3月下旬より、貴豊家庭農場は2000ムー以上のサービスを行っており、地域農業生産の機械化・利便化・高効率化の促進に一定の貢献を果たしている」と語った。

(画像提供:人民網)

 
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