スイス・ジュネーブで開かれた第50回ジュネーブ国際発明展で、中国の代表団が金賞77件、銀賞96件、銅賞55件を受賞したことが中国発明協会への取材で分かった。人民日報が伝えた。
今年のジュネーブ国際発明展で、中国代表団は計200件以上の発明を出展。国家電網が出展した変電所地上・空中連携スマート運用検査システムなどが金賞を受賞した。同システムは地上・空中一体型ロボット、スマートウェアラブルデバイス、マルチモーダル大規模言語モデル状態分析AIエージェントを統合しており、人手による運用点検の負担を大幅に軽減するとともに、電力設備のトラブルや人身事故の予防にも効果があるという。
ジュネーブ国際発明展は1970年代に創設された、世界で歴史が最も長く、規模が最も大きい発明展の一つ。今回は5日間の開催期間中、40近くの国・地域から集まった1000件以上の発明が展示された。