中国雲南省臨滄市耿馬タイ族ワ族自治県はここ数年、約2万6700ヘクタールに及ぶサトウキビ栽培の産業基盤を活用し、製糖過程で発生する廃棄物であるサトウキビかす(バガス)を、実用性と生態的価値を兼ね備えた環境にやさしい生分解性食器へと変身させている。この食器はサトウキビかす由来の天然セルロースを原料としており、自然環境で完全に分解可能で、プラスチック汚染の削減に役立つ。新華網が伝えた。
現地で生産される生分解性食器は現在、輸出が中心で、主にドイツやイタリアなどで販売されている。年間生産高は1億元(1元=約20円)近くに達し、地域の雇用拡大を牽引している。

(画像提供:人民網)