南方電網雲南電網公司はこのほど、中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州にある紅河発電所拡張プロジェクト220キロボルト(kV)吉安変電所の作業現場で、電力網の建設に初めて人型ロボットを活用した。中国新聞網が伝えた。
現場では、1台の人型ロボットがリュックサックを背負いながら、ゆっくりと電線敷設の工事に向かっていた。技術者の指示に従い、人型ロボットは作業工具の引き渡しを完了した後に変電区画に入り、開閉器盤の接地用ボルトを締め付けた。その後、高所作業車を通じて、ケーブルスペーサーの取り付けを行った。
同自治州弥勒市にある220kV可邑送変電プロジェクトの作業現場では、電線敷設作業が行われていた。人型ロボットが機械設備を巧みに操作し、現場の作業員とともに電線敷設や配線圧着などの作業を行った。
電力網の建設作業では高所や山間部、深井戸など多様な環境の影響で、作業リスクが高い繰り返しの作業が多い。雲南電網公司はこうした現場で人型ロボットの活用を積極的に模索し、電力網の建設需要に対応している。

(画像提供:人民網)