2025年05月01日-05月02日
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UAEのナツメヤシが海南省で結実

2025年05月02日

 中国海南省文昌市にある中国熱帯農業科学院椰子研究所(略称「中国熱科院椰子所」)のナツメヤシ遺伝資源園でこのほど、一部のナツメヤシが幼果を実らせた。新華網が伝えた。

 ナツメヤシは中東や北アフリカなどが原産の商品作物で、栄養が豊富なことから「砂漠のパン」と呼ばれている。2019年、中国とアラブ首長国連邦(UAE)は、中国のナツメヤシ産業を発展させ、協力を模索するために、UAEが中国にナツメヤシの苗木を寄贈することで合意した。2021年から24年にかけて、UAEは2回に分けて合計2万5000株のナツメヤシ苗木を中国に寄贈。中国熱科院椰子所はこれらのナツメヤシ苗木を受け入れ、ナツメヤシ遺伝資源園を整備してきた。

 近年、中国熱科院椰子所のナツメヤシ研究は前向きな成果を上げており、ナツメヤシ苗木の効率的かつ大規模な育種と、ナツメヤシの害虫であるヤシオオオサゾウムシの総合防除という2つの技術体系を確立。中国のナツメヤシ産業の発展と世界のナツメヤシ産業の質の高い発展に技術的支援と科学的ソリューションを提供している。

(画像提供:人民網)

 
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