2025年05月26日-05月30日
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中国初の熱帯生物多様性デジタルプラットフォームが公開

2025年05月29日

「国際生物多様性の日」の22日、中国科学院西双版納(シーサンパンナ)熱帯植物園が構築した「西双版納生物多様性プラットフォーム」が公開された。同プラットフォームは、研究者や自然愛好家たちが長年にわたりシーサンパンナ地域で収集してきた種の記録データを統合しており、熱帯生物多様性を探る新たな手段を提供している。中央テレビニュースが伝えた。

 プラットフォームは、中国初の「熱帯生物多様性」をテーマにしたデジタルプラットフォームで、9万件以上の種の記録を公開している。これには1万5622種(うち約70%が在来種)が含まれており、内訳は動物5236種、植物9779種、菌類その他の生物607種となっている。また、中国の国家一級保護種59種、国家二級保護種343種が含まれている。

 これらのデータはすべて「加新筆記」という市民科学プラットフォームから提供されており、新種・新記録に関する文献、標本記録、自然観察記録などが含まれている。すべてのデータは出典をたどることができ、修正も可能であり、シーサンパンナのリアルな生物多様性を示している。

 プラットフォームは、中国科学院西双版納熱帯植物園とシーサンパンナ・タイ族自治州生態環境局によって公開された。今後は、生物画像のAI自動認識やAIを活用した科学教育といった新機能も追加される予定で、中国における熱帯生物分野の研究・教育および保護活動の融合を促進する。

(画像提供:人民網)

西双版納熱帯植物園(中国科学院傘下の研究所)
 
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