2025年05月26日-05月30日
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中国初の海上CCUSプロジェクトが新たな進展

2025年05月30日

 中国海洋石油集団(中国海油)によると、中国初の海上二酸化炭素(CO2)回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクトがこのほど、珠江口盆地の恩平15-1プラットフォームで新たなブレイクスルーを遂げた。中央テレビニュースが伝えた。

 恩平15-1油田CCUSプロジェクトは、広東省深圳市から南西約200キロの海上にあり、作業水深は約90メートル。プロジェクトは「回収・精製・加圧・注入」の一連の技術プロセスを通じ、油田開発に伴って発生するCO2を超臨界状態に変換し、1時間当たり8トンの速度で地中1200~1600メートルの油層に注入する。原油採取率を高めるとともに、CO2の永久貯留も実現する。

 中国海油深圳分公司恩平油田作業エリアの熊書権チーフエンジニアは、「同プロジェクトの稼働は、中国の海上CCUS設備技術の全面的な高度化を実現した。今後10年で累計100万トン以上のCO2を大規模に注入し、20万トンの原油増産を実現する見込みだ」と述べた。

 恩平15-1プラットフォームは、アジア最大の海上原油掘削プラットフォームで、油井掘削、自動遠隔操作、自家発電・電力網構築、石油・ガス・水の統合処理などの機能を備える。CO2貯留と原油の回収増進の目的を達成するため、プラットフォームはCO2圧縮機やガス処理、冷却システムなどの重要設備を新たに導入している。中国初の海上CCUS設備システムが構築され、設備の国産化率は100%に達している。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より

 
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