2025年06月16日-06月20日
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北京に世界初のエンボディドAIロボットサービス店、8月開設

2025年06月17日

 2025年の「世界ロボット大会」が8月8日から12日まで、北京市の経済技術開発区で開催される。大会期間中には、世界で初めてとなるエンボディドAIロボットの「サービス店」が、同開発区でオープンする予定だ。中国新聞社が伝えた。

 これは11日に行われた記者会見で明らかにされた。

 北京亦荘機器人科技産業発展有限公司の王一凡副総経理は、「ロボットの生産が本格化する中、企業側では製品展示が限定的であること、金融サービスが手薄であること、アフターサポートの対応が遅いこと、ユーザーからのフィードバックを得る仕組みが不十分であることなど、複数の課題に直面している」と説明。その上で、同サービス店は、エンボディドAIロボットを中心に、「販売(Sale)・部品供給(Spare Parts)・アフターサービス(Service)・フィードバック収集(Survey)」の4つの機能を統合した「4Sモデル」に基づく施設であり、製品のライフサイクル全体に対応したサービス体系を構築することで、供給側と需要側をより効率的につなぐと述べた。

 販売面では、製品ごとにカスタマイズされた展示スペースを設け、「外観を見て、性能を試し、優位性が比較できる」体験型の評価環境を整えることで、製品の展示から実用化への移行を促す。部品供給に関しては、サプライチェーンの主要企業と連携し、全国規模で迅速に対応できる体制を構築。メンテナンスやアップグレード、組み立て、教育など、さまざまな用途に応じた部品需要をカバーする多機能サポートシステムを提供する予定だ。

 王氏は「ロボットサービス店は大学と企業の連携による人材育成を通じて、体系化・専門化されたメンテナンスチームを立ち上げる。また修理期間が比較的長いロボットについては、同型ロボットのレンタルサービスを提供する」と述べた。

 記者会見の会場では、エンボディドAIロボット業界大手企業10社がロボットサービス店と協力意向書に調印し、初期の入居パートナーとしての参加を表明した。

 北京経済技術開発区管理委員会の梁靚副主任は、「現時点でロボット関連の川上・川下企業100社以上が入居に関心を示しており、うち30社は人型ロボットを扱っている」と述べた。さらに、「この集約型の展示・体験プラットフォームを通じて、ロボット製品の全ライフサイクルにわたるサービスニーズに応え、産業化における"ラストワンマイル"の課題を解消していきたい」と強調した。

(画像提供:人民網)

 
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