中国工業・情報化部(省)と国家発展・改革委員会はこのほど、バイオ製造の中間試験能力構築プラットフォームの育成に関する通知を発表した。2027年までに20カ所以上の中プラットフォームを整備し、200社以上の企業にサービスを提供、400種類以上の製品の開発を支援することを目指す。中国新聞網が伝えた。
中間試験プラットフォームとは、研究開発段階から量産体制への橋渡しを担う中間的な実証試験を行うための統合型支援プラットフォームを指す。
今回の育成計画では、バイオ製造の幅広い分野を対象とし、食品や添加物、バイオ医薬品、化粧品、化学工業、エネルギー、酵素製剤などの重点製品分野における中間試験プラットフォームを育成し、産業チェーン全体の協調的なイノベーション発展を促進する。
通知では三つの方針が示され、①段階的な育成と分野別の構築を進め、国家重点実験室や国家レベルの科学技術イノベーションプラットフォームによる中間試験能力構築プラットフォームの建設を奨励する、②市場主導・ニーズ主導の原則を堅持し、プラットフォームが市場化の原則に沿って有償サービスを提供し、安定した運営を行うよう推進する、③ルール重視・安全確保を徹底し、データセキュリティやバイオセーフティの保障能力を強化するとしている。