中国初の水素電動タグボート「氫電拖1号」が6月26日、山東港口青島港に入港した。中国新聞網が伝えた。
同タグボートは山東港口青島港集団有限公司が設計・建造したもので、「水素燃料電池+液冷式リチウム電池」のハイブリッドシステムを搭載し、二酸化炭素(CO2)排出ゼロを実現するという。9ノットの航行速度で12時間以上の航行が可能で、曳航力は82トンに上る。全自動スマート陸上充電などの技術により、馬力およびリチウム電池容量が国内最大の港湾用タグボートとなった。
同タグボートは従来の燃料タグボートと比べ、騒音制御、設備寿命、エネルギー利用効率などにおいて明確な優位性を持ち、港湾作業におけるCO2排出を大幅に削減する。運用開始後、年間1500トン以上のCO2排出量が削減される見込みとなっている。

(画像提供:人民網)