2025世界人型ロボット運動会が8月中旬に中国北京市の国家スピードスケート館「アイスリボン」で開催される。大会では、陸上、サッカー、武術、自由体操などの競技にロボットが出場する予定で、関係者の期待が高まっている。新華社が伝えた。
北京市体育局の張華2級巡視員は6月30日の記者会見で、「大会にはスポーツ競技だけでなく、実生活を模した『場面競技』も設けられている。人型ロボットの技術力を示すとともに、ロボット技術と人間の生産・生活活動の融合を体現し、テクノロジーと一般社会の距離を縮める役割を担う」と説明した。
競技構成を見ると、「場面競技」では、工場での資材搬送や整理、病院での薬品仕分けと分包、ホテルでの接客・清掃、物流施設での混載品の仕分けなどが行われる。これらの競技は人型ロボットが実際の生産や生活の現場で果たす役割と密接に結びついている。
関係者によると、現時点で、米国、ブラジル、ドイツ、オランダ、イタリア、ポルトガル、日本、シンガポール、オーストラリア、アラブ首長国連邦、インドネシアなどのロボットチームが予備登録を完了しているという。
(画像提供:人民網)