2025年07月14日-07月18日
トップ  > 科学技術ニュース >  2025年07月14日-07月18日 >  中国の観光地、AIで"体験型"に進化

中国の観光地、AIで"体験型"に進化

2025年07月14日

 今年の夏、中国各地の観光地では「テクノロジー」と「体験」がキーワードとなっている。多くの観光地では、工夫を凝らした体験型コンテンツが導入され、夏の観光に新たな活気をもたらしている。中央テレビニュースが伝えた。

 江西省の滕王閣で観光客を出迎えるのは、人工知能(AI)ガイドのバーチャルデジタルヒューマン「王勃」だ。この「AI王勃」は滕王閣の歴史を語ったり、観光客の好みに応じて観光ルートを作成することができる。

 河南省開封市では、船に乗って「宋時代の一日」を体験することができ、船内では詩をモチーフにしたミニゲームを楽しめる。市内の8つの観光地が汴河の水路でつながっており、多くの観光客が訪れている。

 夜になると、全長10キロ以上を航行する観光船クルーズで、宋詞の楽曲や舞踊、雑技などさまざまなパフォーマンスが観賞できる。夜の観光プログラムが登場したことで、これまでの立ち寄り型観光から滞在型へと変化し、観光客の32%以上が開封で宿泊するようになった。

 河北省の白石山では、観光客が標高1900メートルの断崖に登り、壮麗な雲海やそびえ立つ峰々を間近に眺めることができる。新たに導入された崖上ブランコ「大蕩縄」や、空中ジップライン「雲中飛索」などのアトラクションにより、自然景観は冒険の楽園へと姿を変えた。観光客の平均滞在時間はこれまでの数時間から1日以上に延び、夜間向けの観光プログラムも新たに導入されている。

 あるプラットフォームの統計によれば、観光客は「駆け足観光」から「体験観光」へと変わり、多くの観光地で体験型コンテンツの売り上げが倍増し、入場料収入の伸びを大きく上回っている。観光客の滞在が増えることで、土産物や宿泊施設の収入も大幅に増加しているという。

画像は人民網日本語版(CCTV提供)より

 
※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます
 

中国科学技術ニューストップへ
上へ戻る