中国社会科学院欧州研究所、中国欧州学会イタリア研究分会、社会科学文献出版社は24日、『イタリア青書:イタリア発展報告(2024~25)』を発表した。中国とイタリアの人工知能(AI)分野における協力には大きな可能性があるとしている。中国新聞網が伝えた。
青書は政治、経済、社会、外交、両国関係などの観点から、2024年度のイタリアの発展の概況を描き出している。経済面では、2024年のイタリア経済の回復基調はさらに鈍化すると分析。中長期的には、イタリア経済が低迷から脱却し、持続可能な成長を実現するには、一連の構造改革を着実に推進し、経済構造の転換と高度化を図ることが不可欠だとしている。
両国関係においては、AI分野で連携する潜在力が大きいと分析。イタリアはAIの研究開発とその産業応用における中国の経験を参考にでき、中国もAI規制に関するイタリアおよびEU(欧州連合)の法制度の枠組みを参考にできるとしている。
青書はまた、今後の両国間における法学分野の交流についても展望を示し、協力の多様化、法学人材の育成と人材の若年化・階層化、そして法学理論研究交流の深化が進むと予測している。
青書には、中国国内の研究者だけでなく、イタリアの著名なシンクタンクや大学の専門家も5本の報告を寄稿しており、読者がイタリアの各分野および両国関係の動向をより包括的かつ客観的に理解できるよう工夫されている。