中国国家エネルギー局は「温室効果ガス排出削減や環境保護」に協力する個人に対して証明書を発行している。中国新聞網が伝えた。
広東省深圳市の充電スタンドでグリーン電力を使って充電した市民はグリーン電力で累計1000キロワット時(kWh)充電した人がもらえる「グリーン電力証書」を受け取った。
「グリーン電力」とは、風力や太陽光、バイオマスなどの再生可能エネルギーによって発電された電力のことだ。「グリーン電力証書」は国家エネルギー局が発行しており、再生可能エネルギーによって発電された電力を1000kWh充電するごとに1枚もらえる。
中国国家発展改革委員会や国家エネルギー局など5部門が今年3月に発表した「再生可能エネルギーグリーン電力証書市場の質の高い発展促進に関する意見」は、グリーン充電ポールを普及させ、新エネ車の「グリーン電力」による充電をサポートすることを目標に掲げている。送配電大手の南方電網深圳供電局はすぐに呼応し、他の地域に先立ち、市内の充電スタンド11カ所で100%グリーン電力を提供するようにした。
深圳供電局市場・クライアントサービス部の成坤副総経理は、「充電スタンド11カ所で、累計1000kWh充電した新エネ車のオーナーは、政府が発行した特別グリーン電力証書を受け取ることができる。この証書は、オーナーが個人としてグリーンで低炭素な発展や環境保護に協力していることの証明となる」と説明した。
同市では今年5月に、「蓮花山スーパー充電スタンド」でグリーン充電のイベントが開催された。8月初めには、市全域で「グリーンカーにグリーン電力で充電」キックオフイベントと「グリーン電力証書」配付キャンペーンが開催される。参加者には50元(1元=約21円)分の充電カードがプレゼントされることになっている。

(画像提供:人民網)