中国国家エネルギー局によると、今年第2四半期(4~6月)における中国の電気自動車(EV)充電施設(充電ガン)総数は1610万で、充電施設の県域カバー率は97.08%、郷・鎮カバー率は80.02%に達した。人民網が伝えた。
同局電力司の劉明陽副司長は会見で、「6月13日に国家発展・改革委員会、国家エネルギー局などの4部門が共同で『大出力充電施設の科学的な計画・建設の促進に関する通知』を発表した」と述べた。通知では、中国の充電施設網の配置をさらに最適化・改善し、合理的な配置、高品質化、先進技術を備えた大出力充電インフラ体系を着実に構築することを打ち出している。
劉氏はさらに「全国の充電施設建設・運用データを追跡可能にし、更新できるようにするため、国家充電インフラ監視サービスプラットフォーム、省レベル充電インフラ監視サービスプラットフォームおよび電力網企業情報システムを活用し、国家エネルギー局が充電施設データの統計基準を最適化・調整した」と説明。地方主管部門の報告を基に国家エネルギー局が統一的に審査・集計を行う新たな統計システムを構築し、今後、同局が毎月、充電施設のデータを一般公開すると明らかにした。
統計によると、2025年6月末時点で、中国のEV充電施設(充電ガン)の総数は1610万カ所(台)に達し、うち公共充電施設(充電ガン)は409万6000カ所(台)、個人用充電施設(充電ガン)は1200万4000カ所(台)だった。
劉氏は、「今年上半期、全国の新エネルギー車の総充電量は549億2300万キロワット時(kWh)に達し、年間の充電量は三峡ダム発電所の年間発電量に相当する見込みだ」と述べた。