中国黒竜江省が2024年に省外へ送電した電力量は186億キロワット時(kWh)で、前年同期比19.2%増加した。うち再生可能エネルギーによる送電量は初めて100億kWhを突破した。国家電網黒竜江省電力有限公司が明らかにした。新華社が伝えた。
同省は今年、初めて実施されたグリーン電力の外部取引により、夜間余剰電力の再生可能エネルギー電力が北京、天津、上海などへ供給されている。
再生可能エネルギーの急速な発展は、自然資源だけでなく、新型電力システムの整備にも支えられている。
黒竜江省肇州県では、国家太陽光発電・エネルギー貯蔵実証実験プラットフォーム(大慶拠点)500kV送変電プロジェクトの建設が進んでいる。同プロジェクトは2025年末までに完成・稼働する予定で、地域の再生可能エネルギー集約能力を200万kW向上させることができる。
「第14次五カ年計画」(2021-25年)期間中、黒竜江省の再生可能エネルギー設備容量は、2020年の1153万kWから2025年5月末の2850万kWへと増え、累計1697万kW増加した。

(画像提供:人民網)