人型ロボットによる「世界初」の総合競技大会「2025世界人型ロボット運動会」が14日、北京市の国家スピードスケート館「アイスリボン」で開幕した。16カ国・地域から集まった280チームが、15日から17日までの3日間、競技種目、エキシビション種目、シナリオ種目、周辺種目の4カテゴリー、26種目で熱戦を繰り広げた。新華社が伝えた。
歌とダンスの演目「炭素系生命の世界へようこそ」では、人間のダンサーとロボットが息の合った演技で「炭素系とシリコン系の対話」を表現。ファッションショー「天工霓裳」では、無形文化遺産の技と未来的デザインが融合した。14日の開幕式では、ロボットのストリートダンスや伝統演劇パフォーマンスなどが次々と披露された。
開幕式は「知を競い未来へ」をテーマに、科学技術と人的・文化的要素の融合による演出で、AI(人工知能)とスポーツ精神のぶつかり合いを表現した。大会は21の主要種目と5つの周辺種目で構成され、主要種目としては、▽100m、400m、1500m、立ち幅跳び、自由体操、5人制サッカーなどの競技種目、▽ソロダンス、グループダンス、武術などのエキシビション種目、▽工場シナリオ(資材搬送技能競技)、病院シナリオ(医薬品仕分け技能競技)、ホテルシナリオ(清掃サービス技能競技)などのシナリオ種目が行われた。周辺競技では、バスケットボール、卓球、団体ダンス、キックボクシング、カンフーファイトの5種目が行われた。

(画像提供:人民網)