8月15日は中国の「全国生態の日」であり、「緑水青山就是金山銀山(豊かな自然こそ貴重なものだ)」という理念が提唱されてから20年に当たる。国家発展・改革委員会は「中国では体系的かつ整備された二酸化炭素排出削減のトップレベルデザインと政策体系が構築されており、各産業・各分野で実施計画や支援措置を策定し、カーボンピーク・カーボンニュートラルを積極的かつ着実に推進している」と表明した。中央テレビ網が伝えた。
国家発展・改革委員会は、カーボンピーク・カーボンニュートラルを生態文明建設の全体構想および経済・社会発展の枠組みに組み込み、グリーン・低炭素・循環型の発展経済体系の構築を加速させ、産業構造の抜本的な調整と産業のグリーン化水準の全面的向上を推し進めるとしている。これまでに、66カ所の国家レベル戦略的新興産業クラスター、6400カ所以上の国家レベルグリーン工場、490カ所を超えるグリーン工業パークが育成された。2024年には、単位GDP当たりのエネルギー消費量が2020年比で11.6%低下し、二酸化炭素排出量に換算して11億トン削減した。
国家発展・改革委員会の周海兵副主任は、「再生可能エネルギーの発電設備容量が世界最大であり、発展速度も世界最速で、新規設備容量の主体的地位を維持している。また、中国の新エネルギー車は年間生産・販売台数がいずれも1200万台を超え、10年連続で世界1位を維持し、保有台数は世界全体の半分以上を占めている」と述べた。