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北京大学などの科学者、6G分野で新たなブレイクスルー

2025年09月02日

 中国の科学者がこのほど、超広帯域の光電融合型集積システムの開発に成功し、全周波数帯で調整可能な高速無線通信を初めて実現した。この成果は、今後の6G無線通信の円滑で信頼性の高い運用を支える技術になると期待されており、27日に科学誌「ネイチャー」にオンライン掲載された。中央テレビニュースが伝えた。

 次世代無線通信ネットワークである6Gは、さまざまな周波数帯の信号を高速で伝送することが求められている。しかし、従来の電子工学のハードウェアは単一の周波数帯にしか対応できず、周波数帯ごとに設計・構造・材料が異なるため、複数の周波数帯を跨いだ運用や全周波数帯にわたる対応は困難だった。

 この課題を克服するため、北京大学と香港城市大学による共同研究チームは4年の歳月をかけ、超広帯域光電融合型集積システムを独自に開発した。このシステムでは、0.5ギガヘルツ(GHz)から115GHzの範囲内のあらゆる周波数帯で高速伝送が可能となる。また、このシステムは柔軟な周波数調整機能を備えており、信号が干渉を受けた場合には安全な周波数帯へ動的に切り替えて新たな通信経路を構築でき、通信の信頼性と周波数利用効率を大幅に高めている。

 北京大学電子学院の副院長を務める王興軍教授は、「この技術は、超広幅の高速道路を建設するようなものだ。車が電子信号、車線が周波数帯だとすれば、これまでは1~2本の車線に車が集中していたのが、今では多数の車線を選べるようになった。もし1本が渋滞しても、別の車線に切り替えてスムーズに走れるため、信号がより速く、滞りなく流れる」と説明した。

 王氏はさらに、「この新システムにAIアルゴリズムを組み込むことで、より柔軟でスマートなAI無線ネットワークが誕生する見込みがある。多様で複雑な環境下でも、リアルタイムのデータ伝送と高精度な環境認識を同時に実現でき、干渉信号を自動で回避することで、より安全で円滑なネットワーク通信が可能になる」と述べた。

北京大学
香港城市大学
 
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