中国広西チワン族自治区南寧市でこのほど、ASEAN諸国の主要メディアや海外インターネットインフルエンサーを招いた取材イベントが行われた。南寧を訪れた参加者は、AI(人工知能)産業発展の様子を体感した。南寧日報が伝えた。
邁越科技の展示ホールでは、ASEANの複数の言語を認識できるAI翻訳カードや、自治区内の大学で導入されているAI教育評価分析プラットフォーム、データ処理を加速させるスマートコンピューティング一体機などが披露された。パキスタンのインフルエンサーは翻訳カードを試用し、「東南アジアで普及すれば、ボーダーレスなコミュニケーションが実現できる」と語った。同社は今年2月にベトナム企業と提携して輸出を始めており、現在はマレーシアやカンボジア市場への展開を積極的に進めているという。
中国・ASEAN人工知能イノベーション協力センターでは、AIガイドシステムや、裸眼3D、ホログラム投影などの最先端技術が展示された。ラオスの記者は、「ここでは未来のテクノロジーとASEANの文化が融合していて、本当に不思議だ。これは単なる技術輸出ではなく、共同建設・ウィンウィンのデジタルエコシステムの構築だ」と述べた。
参加者はASEAN各国の言語を認識できるスマートカスタマーサービスシステムや、ASEANの伝統音楽要素を取り入れたAI作曲ツールを体験。AIがさまざまな産業を活性化する「AIスーパーリーグ」の「AI+越境EC」部門のデモンストレーションも見学した。タイPBSテレビの記者は、「以前、AIは遠い存在だと思っていたが、今では文化をより良く伝えることができることが分かった」と語った。
南寧市は現在、AIなどの新興産業の育成と拡大を加速させており、新たな分野を開拓し、ASEAN向けのAI産業の新たな先進地づくりを急いでいる。

(画像提供:人民網)