中国黒竜江省伊春市嘉蔭県でこのほど、「第4回嘉蔭化石保護フォーラム・ジオツーリズムシンポジウム」が開かれた。中国、ロシア、フランス、ドイツ、ベルギーなど9カ国から約100人の専門家や学者が「中国第一の恐竜の故郷」と呼ばれる嘉蔭県に集まった。中国新聞網が伝えた。
同県は中国で最初に恐竜化石が発見された場所として知られる。ここでは「神州第一竜」と呼ばれるマンチュロサウルスが発掘され、世界的な恐竜研究の重要拠点となっている。
今回のイベントは8月27日に開幕し、「自然遺産の保護によるジオツーリズムの普及と観光の促進」をテーマに、中国内外7人の専門家が基調報告を行うとともに、嘉蔭地域における恐竜化石の最新成果が発表された。
瀋陽師範大学の大学院指導教員である李陽氏は、「2024年11月に研究者らは嘉蔭県の黒竜江沿いで獣脚類、ティタノサウルス類、ハドロサウルス類の足跡群を発見した。このうち獣脚類と竜脚類の足跡は嘉蔭地域では初の発見であり、中国北部で白亜紀後期の足跡群が見つかったのもこれが初めてだ。これにより、嘉蔭地域の白亜紀後期中期の永安村層において、すでに恐竜の多様性が十分存在していたことを物語っている」と説明した。
地質学者でロシア科学アカデミー会員のディデンコ氏は、「地球の発展と進化の歴史に対する理解は、きわめて重要な資源だ。それは人文・社会および科学の発展を推進する主要な原動力であるだけでなく、自然科学と技術の進歩を促す決定的な要素でもある」と語った。
今回の会議は、化石保護とジオツーリズムの最先端の課題に焦点を当てるだけでなく、中国内外の専門家による深い交流と現地調査を通じ、国際的な古生物化石保護とジオツーリズムの融合的発展を推進し、中国の自然文化遺産の保護と持続可能な利用に新たな活力を注入した。

(画像提供:人民網)