2025年09月01日-09月05日
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技術ツールから国家戦略へ AIと共に過ごす未来とは?

2025年09月03日

 中国国務院は8月26日、「『AI+』行動の踏み込んだ実施に関する意見」を発表した。これは中国初の人工知能(AI)分野における綱領的な文書であり、今後10年間における中国の「AI+」の発展ルートを明確に示したものだ。この文書は中国のAI発展にどのような影響をもたらすだろうか。中央テレビニュースが伝えた。

 これからの日常は次のようなものになる可能性が高い。

 朝はAIアシスタントが起こしてくれて、スマート家電が作った朝食を食べる。

 通勤途中では、スマートカーがその日のスケジュールを読み上げてくれる。

 仕事を終えて帰宅すると、AI教師が子どもの勉強を教えていた。

 SF小説で描かれていた世界が、今回の文書によって、未来の生活に対する現実的な期待となった。

「意見」では、2027年までに6つの重点分野において、AIとの広範かつ深い融合を他分野に先駆けて実現し、次世代スマート端末やAIエージェントなどの応用普及率を70%以上にすることが掲げられている。

 6つの分野は科学技術、産業発展、消費の質的向上、民生福祉、ガバナンス能力、グローバル協力であり、AIが科学研究や教育、医療、介護といった幅広い分野で応用されることを指す。

 2035年までには、介護ロボットやAI教師など、硬直的需要のあるサービスの90%以上で「AIの心臓」が組み込まれるようになると予想される。

 今回、AIが「技術ツール」から「国家戦略」へと格上げされたことは、AIが今後の社会生活の中で、水道や電気のようなインフラとして存在するようになることを意味する。

 産業の発展状況を詳しく見ると、中国のAIは現在、現実シーンの中で複雑な問題を解決する能力を備えつつあり、スマートコネクテッドカー、スマートウェアラブルデバイス、スマートホームなどの次世代スマート端末が次々と登場している。今はまさに、AI応用を実現するための重要な転換期にあり、1990年代のインターネット普及、21世紀初めのスマートフォン普及と同じくらい大きな出来事だと言える。

 次の10年間で、すべての家にAIが進出し、誰もが生活の中でAIを使いこなすようになるかもしれない。

(画像提供:人民網)

 
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