中国新疆ウイグル自治区石河子市の綿花畑で生産される綿花の一部は、繊維工場に送られるのではなく、電力や航空などの分野で幅広く応用される材料である「鋼紙」と呼ばれる「バルカナイズドファイバー」へと姿を変えている。人民網が伝えた。
バルカナイズドファイバーとは何か。同自治区昌吉回族自治州にある新疆源一科創有限公司の胡越総経理は「綿花は衣類になるだけだと思っている人が多いが、うちの工場では絶縁部品や日常的な部品、さらには高速鉄道や航空機に応用される研磨材にも変わる」と述べた。
バルカナイズドファイバーは、綿の実の短い繊維であるコットンリンターから作られたハイテク新材料だ。柔軟さと強靱さを併せ持ち、絶縁性にも優れ、鋼材の研磨、5G基地局、新エネルギー電池などの分野で幅広く応用される。さらに、繊維含有率が99%に達していることから生分解され、環境にも優しい。胡氏は「柔らかな綿が硬いバルカナイズドファイバーに変身するのは技術イノベーションによるものだ」と指摘。「当社で製造するバルカナイズドファイバーは主に5G基地局の建設や航空宇宙機器、新エネルギー自動車の製造などの分野で使用され、中国の国内市場でのシェアは45%に達する。海外市場でも欧米、中東、東南アジアなどへ販路を広げている」と説明した。

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