2025年10月27日-10月31日
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中国・仏山で2025年水素エネルギー大会 産業発展の課題を討論

2025年10月29日

 2025年中国水素エネルギー産業大会が22日、広東省仏山市で開催された。大会のテーマは「イノベーションが導く水素チェーンの国際化」で、国内外の専門家や業界関係者が参加し、水素の製造から利用までの技術革新や産業発展の方向性について議論が行われた。中国新聞網が伝えた。

 複数の出席者は、「水素エネルギーは国際エネルギー協力を展開する重要分野となりつつある」との認識で一致。互いの強みを生かし、互恵・ウィンウィンの原則を堅持しながら、多様な形式・分野での産業・技術協力を推進し、水素エネルギー産業のさらなる発展を後押しするとともに、気候変動対策やエネルギー転換に向けて、世界に有益なソリューションを提供していく必要があるとした。

 大会では、「中国水素エネルギー産業の地域実践」や「『一帯一路』水素エネルギー国際協力フォーラム」などのテーマ別討論会が行われ、業界を牽引する新技術・新製品・新モデルが多数発表された。また、併催された「第9回中国(仏山)国際水素エネルギー・燃料電池技術および製品展覧会」では、世界の水素技術イノベーションの成果が総合的に展示された。

 水素エネルギー産業大会は9年連続の開催となり、水素技術の実用化、企業集積、人材育成、資本連携を促す協力プラットフォームの構築を目的としており、グリーン・低炭素転換に向けて、水素エネルギー産業のイノベーション発展の道を模索し、より多くの有益なソリューションを提供することを目指している。今回の大会は、中国国際経済交流センターが主催し、仏山市南海区人民政府が運営を担当した。

 
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