中国重慶市でこのほど、第3回全国建設ロボット大会のクリエイティブデザイン・技能コンテストが開催された。中国新聞網が伝えた。
住宅・都市農村建設部(省)の支援のもと、重慶市住宅・都市農村建設委員会は2023年と2024年に全国建設ロボット大会を開催。同大会は全国的に影響力を持つブランドイベントへと発展している。
今年の大会は、2025年「世界都市の日」中国メインイベントのテーマイベントの一つであり、国内の有力な建設ロボット関連企業から計109の団体(チーム)が146件の作品を出展。出展数は過去最多を記録した。
建設ロボットクリエイティブデザインコンテストでは、主に調査・設計・生産施工・検査・検収・運用保守・解体などの活用シーンを対象に、参加者が革新的な設計ソリューションを提案し、その成熟度に応じて、設計案、設計図、シミュレーションモデル、実物試作機などの成果を提出した。
建設ロボット技能コンテストでは、主に施工企業や大学が単独またはロボット企業などと連携してチームを結成。それぞれ3人のオペレーターが出場し、壁パネル設置、内壁塗装、床タイル敷設の3種類の建設ロボットを操作し、チームの総合得点で順位を競った。
ロボットコンテストと特別展示に加え、大会組織委員会は3つの関連イベントを開催した。内容は、スマート建設技術製品の需給マッチング、建設ロボットの革新的成果のプレゼンテーション、建設ロボットオペレーター向けの技能研修となっており、主催者は、これらの取り組みを通じて、研究成果の実用化・産業化を一層促進していく方針を示した。