中国浙江省桐郷市烏鎮で3日、「ロボット交通警察官」が勤務を開始した。ロボットはさまざまな指示ができるほか、信号システムとの連携が可能で、交通制御や誘導を行うことができる。中国新聞網が伝えた。
このロボットは身長1.8メートルで、最高時速6キロで移動することも可能だ。連続稼働時間は7時間で、2つのLiDAR(ライダー)と5台の360度回転カメラを搭載し、デジタル信号処理技術を備えており、交差点の信号機とリアルタイムで連携できる。また、音声機能もあり、交通違反や路面の損傷、道路標識の欠落など、交通安全上のリスクや路面の状況をリアルタイムで検知することができる。桐郷市公安局交通管理大隊の宋揚副大隊長は、「ロボット交通警察官は長時間働いても疲れず、われわれの業務を大いに助けてくれる」と語った。
世界インターネット大会の開催地として知られる烏鎮では近年、AI(人工知能)技術が次々と導入されている。

(画像提供:人民網)