中国航空発動機集団が開発した3Dプリント製の超簡易型ターボジェットエンジンが、飛行試験を無事に終え、工学的応用に向けて前進した。中央テレビニュースアプリが伝えた。
今回の飛行試験は30分間実施され、飛行高度は6000メートル、最大速度はマッハ0.75に達した。エンジンは全ての運転状態で正常に動作し、各作動パラメータに異常は確認されなかった。
中国航発湖南動力機械研究所の米棟主任は、「今回の単発エンジン飛行試験の成功は、エンジンがより高い飛行高度とより複雑な環境下でも信頼性を確保できることが検証された。このエンジンは、ドローンなどに新たな動力選択肢を提供し得る」と述べた。
このエンジンは3Dプリント製造技術を採用し、全体重量の4分の3以上の部品が3Dプリントで製造されている。部品点数の大幅な削減と軽量化、高性能化を実現し、今後の飛行に向けた基盤を築いたとしている。

(画像提供:人民網)