中国北京市海淀区太舟塢村で、露地野菜のスマート生産に関する新技術・新機械の現地説明会が開かれた。育種、栽培、農業機械の専門家や農家など70人以上が参加した。科技日報が伝えた。
現地では、無人耕うん・整地装置や無人収穫機が稼働している様子が公開された。説明会の会場となった生産型ハクサイ無人農場では、新エネルギー農機による無人播種、エア吸引式無人精密播種、ダイコンとニンジンの2機協調型収穫、ハクサイの無人収穫など、複数の機械化技術が導入されている。
耕うん・整地の実演では、新エネルギー型の無人作業プラットフォームにロータリー耕うん装置が装着され、設定したルートに沿って自律走行し、耕うんと砕土作業を連続して実施。1ムー(約667平方メートル)の作業を数分で終了した。
国家主要野菜産業技術体系のスマート管理担当である呉華瑞氏は、同装置が高精度の北斗測位システムを搭載し、センチメートル級の位置精度を実現していると説明した。また、土壌条件に応じて耕作パラメーターを自動調整でき、作業効率は人手の10倍以上としている。
根菜類の収穫エリアでは、ダイコンとニンジン専用の収穫機が、葉柄を把持して引き抜き、土ほぐし、姿勢補正、引き抜き、搬送、葉切りといった工程を一体で処理する様子が公開された。処理後のダイコンは搬送ロボットに自動で引き渡される。作業効率は手作業の約50倍とされている。
ハクサイ収穫エリアでは、中国国産として初めてのハクサイ無人収穫機が稼働した。北斗測位とビジョン整列システムにより、株の位置を認識し、姿勢補正、把持、切断、搬送といった作業を自動で行う。
北京市農林科学院副院長の楊国航氏は、「太舟塢モデルエリアではIoT技術、無人農業機械、スマート管理システムを組み合わせることで、主要な露地野菜の生産工程全体で機械化・省力化を進めている」と述べた。

(画像提供:人民網)