中国海洋石油工程(海油工程)が天津市浜海新区に建設した「天津スマート製造拠点」は、海洋石油・天然ガス設備分野で中国初の「スマートファクトリー」とされている。同市は近年、海洋産業を重点分野として育成しており、同拠点はその中核施設の一つとなっている。人民網が伝えた。
同拠点は敷地面積約57万5000平方メートルで、4つのスマートセンター、8つのスマート生産ライン、16の最終組立ステーション、大型船舶が接岸可能な埠頭などを備え、海洋プラットフォーム、浮体式生産設備(FPSO)、液化天然ガス(LNG)関連モジュールなどを製造している。海洋工学のスマート製造、油ガス田の運用・保守に関するスマート支援、海洋工学技術の研究開発基盤を組み合わせた総合拠点の構築を目指し、今年、中国初の「卓越級スマートファクトリー」に選定された。
拠点では先進的なスマート生産設備約600台(セット)を導入し、デジタル情報技術と工業技術を組み合わせることで、デジタル管理、スマート生産、ネットワーク統合型協調を融合した製造モデルを構築している。海洋石油・天然ガス設備の製造工程を、従来の「労働力依存型」から現代的な「スマート工場」へ転換する取り組みが進んでいる。
現在、拠点では8件のプロジェクト、20基の設備が同時に建設されており、生産能力と効率の向上を図っている。これまでに30余りのプロジェクト、62基の海洋石油・天然ガス設備の製造を完了し、総合的な生産効率は従来方式に比べて約40%向上したという。

(画像提供:人民網)