2025年12月01日-12月05日
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北京・亦荘で「ホテルロボット応用大会」開催

2025年12月05日

 中国北京経済技術開発区(北京・亦荘)でこのほど、第1回北京スマートホテルロボット応用大会が開催され、国内各地から企業25社による31チームが参加した。中国新聞網が伝えた。

 大会は「科学技術によるサービスの強化、スマート化による体験の再構築」をテーマに、客室サービス、案内・誘導、清掃、エンターテインメントの4部門を設け、ロボットの機能、環境への適応性、インタラクションの体験、動作の安定性、知能レベルなどを総合的に評価した。

 実際のホテル環境での検証が今大会の特徴となった。北京興基プルマンホテルでは、ロビーからエレベーターで6階の客室まで物品を配送するロボット、3階ロビーで音声や画面を通じて案内サービスを行うロボット、客室や共用部で清掃・消毒を担当するロボット、指定エリアで煎餅を焼いたりお茶を入れたりするロボットなどが実演された。

 大会には雲迹科技や優理奇などの企業が参加し、雲迹科技の「UPロボット」や獵戸星空の「豹小秘mini」などの製品が披露された。客室サービス部門は雲迹科技と星工聚将、清掃部門は雲迹科技と霊秫科技、案内・誘導部門は獵戸星空と檔檔数字、エンタメ・インタラクション部門は雲迹科技と有方科技、大虎智源がそれぞれ受賞した。また、軟体機器人、楽博空間、徳壹科技が、それぞれ未来探索賞、ファッションデザイン賞、応用模範賞を受賞した。

 北京・亦荘は今年に入り、エンボディドAIロボット向けの特別政策を打ち出し、市・区レベルの基金と連動して資金などの支援を強化している。星海図、本末科技、首形科技など、産業チェーンの重要企業を誘致し、ロボット関連の中核サプライチェーンの整備も進めている。

(画像提供:人民網)

 
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