2025年12月15日-12月19日
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中国でガスタービン発電の自動運転制御システムが稼働

2025年12月15日

 中国華能集団は、ガスタービン発電の自動運転制御システムが、華能上海ガスタービン発電所で稼働を開始したと発表した。中央テレビニュースが伝えた。

 同システムは、火力発電用ガスタービンユニットにおける、起動、系統連系、負荷調整、停止に至る一連の運転工程を、人手による操作を介さずに自動制御で行うもので、中国では初めての導入事例とされる。従来の運転員による監視・操作を中心とした方式に比べ、運転管理の自動化を前提とした制御手法を採用している点が特徴だ。

 これまで火力発電所の運転は、運転員の経験や判断に大きく依存してきたが、今回稼働した自動運転制御システムでは、運転データを自動的に収集・解析し、設備の状態を把握したうえで、運転条件の変化を予測しながら制御方針を自動調整することが可能となる。これにより、人為的な操作に伴う誤差や運用上のリスクを低減できる可能性があるという。

 試運転では、対象ユニットの主要な運転パラメータはいずれも設計基準を満たし、基準達成率は100%だった。こうした取り組みは、火力発電分野における運転管理の高度化や、デジタル技術を活用した効率向上に寄与するものとみられている。

 
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