中科宇航によると、飛行体「力鴻1号遥1」が12日、酒泉衛星発射センターでサブオービタル飛行試験を完了した。ペイロードカプセルは無事に着陸し、回収された。試験では、カプセルの大気圏再突入後の帰還・減速・回収を検証したほか、飛行体サブステージの帰還地点制御技術の検証も行われた。光明日報が伝えた。
「力鴻1号」の飛行高度は約120キロメートルに達した。低コスト、高柔軟性、および実験用ペイロードの回収対応といった特徴を持ち、主に微小重力科学実験や近宇宙の原位置探査などのニーズに応え、300秒以上の高度で安定した多機能な実験環境を提供できるという。
回収型ペイロードカプセルは、宇宙船の帰還カプセルを縮小したような構造をしており、実験装置を搭載して短時間の「宇宙旅行」を経験させた後、その成果を地球に持ち帰ることができる。今回のミッションでは、微小重力環境下でのレーザー積層造形による回収型科学実験ペイロードや、宇宙放射線による品種改良を目的としたコウシンバラの種子などが搭載された。カプセルの回収後、研究チームはこれら宇宙からの「乗客」についてさらなる研究を行うとしている。