中国福建省の海域で13日、20メガワット(MW)級洋上風力発電機の吊り上げ・据え付け作業が行われた。これは、超大容量発電機の研究開発・製造能力と海上施工能力が大きく進展したことを示している。光明日報が伝えた。
同機は沖合30キロ以上、水深40メートル以上の海域に設置された。施工期間中、モンスーン期による作業可能期間の短さ、複雑な海況、高所作業に伴う高いリスクなど、複数の課題に直面した。施工チームは、最大吊り上げ能力2000トンの第4世代風力発電設備設置船を投入し、高精度測位技術とインテリジェント杭打ち制御システムを活用。長さ147メートルに及ぶ3枚の巨大ブレードを順次174メートルの上空に吊り上げ、ハブと接合した。これにより、直径300メートル、掃風面積がサッカー場10面分近くに相当する大型ローターが組み上げられた。
この20MW機は中国の国家重点研究開発計画のプロジェクトに属し、国家エネルギー局の「初号機(セット)重要技術設備」リストに選定されている。主要部品の100%国産化を実現するとともに、機体全体の軽量化設計で進展があり、単位MW当たりの重量は業界平均比で20%以上削減され、施工時の吊り上げ難度や基礎建設コストが効果的に低減されたという。
系統連系後は、1基当たりの年間発電量が8000万キロワット時(kWh)以上になる見通しで、約4万4000世帯の年間電力需要を賄うことができる。これは標準炭約2万4000トンの節約、二酸化炭素排出量約6万4000トンの削減に相当する。

(画像提供:人民網)