中国北京市は今後5年間、新興中核産業クラスターの拡大を進める。AI、グリーン先進エネルギー、低炭素・環境保護産業の規模拡大を推進し、新たな1兆元(1元=約23円)規模の産業クラスターとして育成する方針だ。中国新聞社が伝えた。
北京市第16期人民代表大会第4回会議が25日に開幕した。同日、北京の今後5年間の発展目標を定めた「北京市国民経済・社会発展第15次五カ年計画(2026-30年)要綱案」が審議に入った。
過去5年間、北京市では科学技術イノベーションの牽引的役割が一層顕著となり、次世代情報技術、科学技術サービス、医薬・ヘルスケアという3つの1兆元規模産業クラスターと、スマート製造など7つの1000億元規模産業クラスターが形成され、経済発展の内生的動力がより強化された。
北京市は今後、新興の基幹産業クラスターの拡大を進める。要綱案によると、今後5年間でAIネイティブ企業の育成を急ぎ、全く新しいビジネスモデルを模索するとともに、高性能な汎用AIエージェントを構築する。さらに、次世代スマート端末やスマート製造設備のAI化レベルを引き上げ、30年までに、AIエージェントや次世代スマート端末などの応用普及率を90%以上とする目標を掲げている。
また、エネルギーレベルの高度化を担う産業クラスターの強化も進める。要綱案は、今後5年間で集積回路、ロボット・スマート製造、インテリジェント・コネクテッドカー、航空宇宙技術、新材料、新型安全・緊急時対応などの産業発展を急ぎ、スケールメリットが顕著な産業クラスターを形成することを明確にした。
要綱案ではさらに、今後5年間で国際的影響力を持つ航空宇宙産業集積区を構築し、商業宇宙や宇宙情報などの産業クラスターを拡大する方針を打ち出した。国家の衛星コンステレーション構築に寄与し、衛星・ロケットの開発、地上端末、応用・運営サービスを含む全産業チェーンの発展を推進する。