中国山東省済南市でこのほど、スマート街路灯が新たに設置された。通常の道路照明機能に加え、柱上部にはドローンの自動格納庫が新設され、遠隔操作で離陸させて都市点検に投入できるという。大衆日報が伝えた。
済南市にとっては、街路灯を「ドローン拠点」として使う初の試みである。運用主体の済南低空経済発展集団は、「スマートポール+ドローン自動格納庫」の方式を市内に広げ、まず48カ所に設置する計画だとしている。狙いは、必要な場所へ短時間で飛ばして状況を確認できる体制を作ることにあり、計画では市街地をほぼ「5分で到達できる範囲」に区切り、点検・確認の初動を速めるとしている。
背景にあるのは、これまでの巡回点検が人手中心で、現場到着まで時間がかかっていたこと、固定カメラでは見えない場所が残っていたことだ。そこで、街路灯の上に置いた格納庫を「常設の発着点」にし、必要時にドローンを即時出動させる。まずは道路や上下水などインフラの点検に使い、将来的には河川の巡視、治安上の確認、違法建築の発見といった用途にも広げる方針だという。

(画像提供:人民網)