15.国防・軍隊改革の深化
党の指揮に従い、勝利でき、風紀も良好な人民の軍隊を建設するという、新情勢下における党の強軍目標を目指して、国防と軍隊の建設の発展を阻む矛盾と問題の解決に尽力し、軍事理論を革新・発展させ、軍 事戦略の指導を強化し、新たな時期の軍事戦略方針を練り、中国の特色ある近代的軍事力体系を構築する。
(55)軍隊の体制や編制の調整改革を深化させる。指導管理体制改革を推進し、軍事委員会本部の指導機関の機能の配置と機構の設置を整え、各軍の兵種の指導管理体制を改善する。軍 事委員会の連合作戦指揮機構と戦区連合作戦指揮体制を整備し、連合作戦の訓練と保障の体制の改革を推進する。新型作戦部門の指導体制を整備する。情報化建設の集中的な統一管理を強化する。武 装警察部隊の構造と指揮管理体制を改善する。
軍隊の規模構成を改善し、兵種の比率や士官と兵士の比率、部隊と管理機関との比率を調整・改善し、非戦闘機構と非戦闘員を削減する。異なる方向の安全ニーズや作戦任務に応じて部隊の編制を改革する。新 型作戦力建設を加速する。軍隊の教育機関の改革を深化させ、軍隊の教育機関における教育と部隊訓練の実践、軍事職業教育が三位一体となった新型軍事人材養成体系を整備する。
(56)軍隊政策制度の調整改革を推進する。軍隊の役目や任務の必要性と国家の政策制度の革新に適合した軍事人的資源政策制度を構築・整備する。軍官職業化制度の構築を牽引として、科 学的で規範的な軍隊幹部制度体系を一歩ずつ形成する。文官制度を整備・改善する。兵役制度・士官制度・退役軍人あっせん制度の改革総合政策を整備する。
軍費管理制度を整備し、必要が計画をけん引し、計画が資源配置を主導する仕組みを構築する。経費物資管理標準の制度体系を整備・改善する。予算管理・集中収支・物資調達・軍 人医療保険住宅保障などの制度改革を深化させる。
軍事法規制度体系を整え、部隊の科学管理を進めるための方式を検討する。
(57)軍隊と国民のさらなる融合発展を推進する。国家レベルで軍隊と国民の融合発展を推進するための統一指導や軍隊・地方の協調、受容のドッキング、資源の共有を推進するための仕組みを構築する。国 防工業体系を整備し、国防科技の協同革新体制を構築し、国防科学研究生産管理や武器装備調達の体制・仕組みを改革し、強みのある民営企業による軍事品の研究生産や保全の分野への参入を導く。軍 事人材の養成を国民教育分野に委託する政策制度を改革・改善する。軍隊の活動保障業務の民間化分野を拡大する。国防教育改革を深化させる。国防動員の体制・仕組みを整え、平 時の徴用と戦時の動員のための法規制度を整備する。民兵予備役体制の改革を深化させる。国境海空管理の体制・仕組みを調整・整理する。