七、都市・農村発展一体化体制・制度の整備
(28)村の居住環境を整備する。村計画の編成を加速し、奨励によって整備を促す政策を推し進め、ゴミ、汚水対策を重点的に、村の居住環境を改善する。村内道路舗装事業を実施し、村内道路、給排水等の公用施設の運営管理・保守を強化し、条件を満たす地方は世帯支払い、村集団補助金、財政補助の結合した管理・保守経費保障制度を構築する。伝統村落保護発展計画を策定し、歴史・文化的価値のある伝統的な村落と民家を保護リストに急いで入れ、資金投入と保護をしっかりと強化する。農村飲料水安全事業の建設基準を高め、水源地の水質モニタリングと保護を強化し、条件を満たす地方は都市給水管網の農村への延長を推し進める。西部と集中連片特殊困難地区を重点に農村自動車道建設を加速し、農村自動車道の保守・安全管理を強化し、都市・農村道路の旅客運輸の一体化を推し進める。家庭用メタンガスと量産化メタンガスを現地の状況に合わせて発展させる。地震リスクの高い地区で農村住宅地震安全事業を実施する。農村のインターネットインフラ整備を加速し、村や住宅への情報化を推進する。
(29)都市と農村の基本公共サービスの均等化を推進する。農村の手薄な義務教育学校の基本学校運営条件の改善を加速し、農村義務教育の生徒一人当たり公的支出基準を適切に高める。農村の就学前教育の発展を強力に支援する。中等職業教育国家援助政策を実行し、市場ニーズと緊密に結びつけて、農村の職業教育と技能育成を強化する。農村民営教育を支援し、規範化する。重点大学の農村学生募集採用割合を高める。各種農村文化恵民事業・資源を効果的に整理統合し、県・郷の公共文化スポーツ施設・サービスの標準化を推し進める。農村基層医療衛生機関総合改革を深化し、中西部全科医師特設職位計画を実施する。新型農村合作医療の資金調達基準と保障水準を引き続き高め、重大疾病の保険・救助制度を整備し、基本医療保険制度の都市と農村の統合的計画を推進する。農村の計画出産のネットワークとチームを安定化し、都市と農村の計画出産公共サービス均等化試験事業を展開する。都市・農村住民基本年金制度を整理統合し、基礎年金基準の調整システムを着実に構築し、農村社会高齢者サービスシステムの構築を加速する。農村生活保障の規範化された管理を強化する。農村公共サービス標準化試験事業を展開する。貧困支援・開発の仕組みの革新に力を入れ、国家貧困支援・開発重点県の審査方法を改善し、貧困支援の精確度を高め、貧困支援・開発の重点的取り組みをしっかりと実行する。
(30)農村からの転入人口の市民化を加速する。戸籍制度改革を積極的に推進し、都市・農村統一の戸籍登録制度を構築し、都市で合法的、安定的に就業し、生活する能力のある常住人口の秩序ある市民化を促進する。流動人口居住証制度を全面的に実行し、居住証保有者による居住地住民と同じ基本的公共サービスの享受を段階的に推進し、出稼ぎ労働者の同一労働同一賃金を保障する。各地が実情に基づき政策を定めて、管轄区内の農村からの転入人口の当該都市での戸籍登録問題をしっかりと解決することを奨励する。