第四編 環境整備 サービス業の大発展の推進
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第十五章 生産的サービス業発展の加速

 専門的分業を深化し、サービス製品とサービスモデルのイノベーションを加速させ、生産性サービス業と先進的な製造業の統合を促進し、生産性サービス業の加速度的発展を推進する。

第1節 金融サービス業の秩序立った開拓

 実体経済を支え、体系的なリスクを回避し、金融組織・製品・サービスを秩序立てて発展・刷新し、金融サービス水準を全面的に押し上げる。

 大型金融機関の総合的サービス機能を発揮させ、中小金融機関を積極的に発展させ、小型企業・零細企業の発展促進、科学技術イノベーションの推進、グリーン経済の発展、企業の国際経営の支援、オンラインの発展など新たなサービス業態をめぐり、金融製品およびサービスモデルを刷新する。信用融資、証券、信託、財テク、リース、担保、ネットバンクなどの各種金融サービスの資産配置機能・融資サービス機能をさらに発揮させる。

 金融インフラの建設を強化し、金融市場の登記・預託・取引・清算システムのさらに健全化する。

 保険サービスの分野を開拓し、責任保険、信用保険を積極的に発展させ、巨大災害保険の発展を模索し、保険のマーケティングサービス方式を刷新し、保険仲介市場の発展を規範化し、再保険市場の構築を推進し、健全な保険サービス体制を構築する。

第2節 現代物流業発展の強化

 社会化、専門化、情報化された現代物流サービス体制の構築を加速させ、第三者物流の発展に力を入れ、既存の物流資源を優先的に統合・利用し、物流インフラの建設と連結を強化し、物流効率を高め、物流コストを下げる。

 農産物、大口鉱産物、重要工業品など重要分野の物流の発展を推進する。

 物流業発展の地域分布を最適化し、物流パークなど物流機能クラスター地区の秩序立った発展を支援する。現代物流管理を普及させ、物流のインテリジェント化と基準化の水準を向上させる。

第3節 ハイテクサービス業の育成と強化

 ハイテクによる拡張サービスと科学技術革新の専門サービスを重点として、ハイテクサービス業の発展に力を入れる。

 研究開発・設計業の発展を加速させ、工業設計の外観設計からハイエンドの総合設計サービスへの転換を促進する。

 情報サービスを強化し、ソフトウェアの開発・応用水準を高め、情報システムインテグレーションサービス、インターネットの付加価値サービス、情報安全サービス、デジタルコンテンツサービスを発展させ、地理情報産業を発展させる。

 検査・測定、知的財産権、科学技術成果の転化など科学技術支援サービスを積極的に発展させる。

 ハイテクサービスの中核企業および有名ブランドを育成し発展させる。

第4節 ビジネスサービス業の規範化と向上

 会計、監査、税務、事業コンサルティング、認証・認可、信用評価、仲介・代行、管理コンサルティング、市場調査など専門サービスの発展に力を入れる。

 弁護士、公証、司法鑑定、経済仲裁等など法律サービスを積極的に発展させる。

 プロジェクト企画、M&A(企業の買収・合併)再編、財務顧問など企業管理サービスの発展を加速させる。

 人事代行、人材の推薦、従業員の研修、労務派遣など人材資源サービスの発展を規範化する。

 広告・展示会業の健全な発展を促進する。