第四編 環境整備 サービス業の大発展の推進
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第十七章 サービス業発展に有利な環境整備

 開放により改革を促進し、競争により発展を促進し、サービス業に関する制度のイノベーションを推進し、サービス業をめぐる政策体制を整備し、サービス業の発展環境を最適化する。

第1節 サービス分野改革の加速

 規範的で公平性と透明性のある市場参入基準を定め、部門の分割、地域の封鎖、業界の独占を是正し、サービス業の開放分野を拡大し、各種資本のサービス業への投資を奨励・促進し、さ まざまな所有制サービス企業の発展に力をいれ、統一的かつ開放的で競争と秩序があるサービス業市場を確立する。

 機関・「事業単位」(国家が社会公益目的のため、国家機関により運営あるいはその他組織が国有資産を利用し運営するもので、教育、科学技術、文化、衛生などの活動に従事する社会サービス組織)」の 後方勤務サービスの社会化改革を深化する。

 新型サービス業態の発展に適した市場管理規則を模索する。

 国家サービス業の総合改革に向けた試験的取り組みを推進し、サービス業の発展の加速につながる体制メカニズムおよび有効な手立てを模索する。

第2節 サービス業に関する政策の整備

 奨励類サービス業向けの電気・水道・ガス・スチーム料金を工業向けとほぼ同一の料金体制にする。

 サービス業への用地供給を拡大し、工業企業が立ち退いた土地をサービス業の発展に優先的に用いる。

 付加価値税改革と結び付け、生産性サービス業の税収制度を整える。

 サービス業企業の融資ルートを開拓し、条件を満たしたサービス業企業の上場による資金調達と債券発行を支援する。

 政府調達するサービス・製品の範囲を拡大する。

 サービス業に関する健全な基準体系を構築する。

 サービス業企業のブランドとネットワークの構築を後押しする。

 サービス業の発展構造を最適化し、特大都市にサービス経済中心の産業構造を構築する。