Ⅳ. 分離分析技術
米国は産業技術力を中心にリードしている。欧州は米国とそれ程差はない。日本はこれら米欧と少し差がある。中国は日本と差があり、韓国は中国に遅れをとっている。
中国の液体クロマトグラィーの研究水準では、研究者の数が日本と比して圧倒的に多く、漢方薬関連など我が国では行われていないような研究も多く進められている。
ガスクロマトグラフィーの産業技術力では、日本や欧米の製品をモデルとして、急速に中級機を製造する能力をつけつつある。
電気泳動装置をほとんど国産で製造できることから判断すると、周辺技術の水準の進展とともに電気泳動分野での装置開発技術も急速に発展すると予想される。