環境技術分野(国際比較)
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Ⅷ. 融合研究

中国は全体として弱い状況にあるか、イメージングに関する研究論文の増加は著しく、一部では日本を上回っていると思われる。

 この領域でも米国は強い。欧州が、産業技術力で米国と互角であるが、それ以外では米国と差がある。日本は産業技術力では欧州に少し差があるが、それ以外では欧州と互角であり米国からは離されている。中国、韓国はこれらとは差がある。

 イメージングに関する中国の研究は、2000年以後の基礎研究論文の増加は著しく、技術開発に関する論文数においては既に日本を抜いたと思われる。帰国留学生の活躍や、高価な研究機器の導入などにより、一部の分野では先進諸国と同程度の研究成果を上げている。

 イメージング・プローブ全般の基礎研究のレベルは低いが、近年、蛍光タンパク質、量子ドット関係の論文や特許数は増加傾向にある。

 イメージングの産業技術力に関し、レーザーで既存技術に基づく製品化が進んでいる。安価であることから今後国際的なシェアは増大していくと思われる。