2011年05月30日-05月31日
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中国 15省・市で明日より工業用電気料金を値上げ

2011年05月31日

 国家発展改革委員会が明らかにしたところによると、山西省、青海省、甘粛省、江西省、海南省、陝西省、山東省、湖南省、重慶市、安徽省、河南省、湖北省、四川省、河北省、貴州省の15省・市では6月1日より、国務院の認可を経て工業用の卸電力価格と電力販売価格を引き上げる。卸電力価格の値上げ幅は1キロワット時あたり平均0.02元ほどで、値上げ幅が最大の山西省では0.039元、値上げ幅が最小の貴州省では0.0124元。電力販売価格の値上げ幅は1キロワット時あたり平均0.0167元で、値上げ幅が最大の山西省では0.024元、値上げ幅が最小の四川省では0.004元。

 今回電気料金の値上げ対象となる15省・市のうち、12省・市ではすでに4月10日から卸電力価格の価格が引き上げられている。残る3省(湖南省、安徽省、江西省)の卸電力価格と、15省・市の電力販売価格は6月1日から値上げされる。業界関係者の分析によると、民間用電気料金に関しては値上げを行わないため、CPI(消費者物価指数)に直接的な影響はなく、間接的な影響も小さいと見られる。人民日報が31日に伝えた。

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