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杭州がAI発展を推進、2023年に中国トップを目指す

2019年12月02日

 杭州次世代人工知能(AI)革新発展試験区建設活動推進会議が28日、開かれた。杭州市はその席上、次世代AIを育む国のテストケースになるという杭州プランを掲げた。中国新聞網が伝えた。

 科学技術部(省)は10月17日、正式に浙江省人民政府に対して、杭州市の国家次世代AI革新発展試験区の建設を支持すると書簡で伝えた。杭州は北京市と上海市に続き、国が認可する新たなAI革新発展試験区になった。

 杭州は同日、「杭州市の国家次世代AI革新発展試験区建設の行動案(意見募集稿)」(以下「行動案」)と、「杭州市の国家次世代AI革新発展試験区建設の若干の政策(意見募集稿)」(以下「若干の政策」)を発表した。

 「行動案」は、2023年に杭州のAI全体技術と産業の発展水準が全国トップを走り、国家次世代AI革新発展試験区の建設で顕著な成果を上げ、杭州のデジタル経済のさらなる成長、質の高い発展の実現を支援・けん引するとした。

 「行動案」は基礎理論研究、キーテクノロジー研究開発、融合応用モデル、人材の育成・導入、産業の革新発展、生態環境の構築、空間配置の最適化、体制・メカニズムの革新という8つの特定任務を打ち出した。例えば基礎理論研究については、AIの未来を見据えた展開を加速し、次世代AIフロンティア基礎理論研究を展開し、基礎研究プラットフォームを構築することでAI革新水準を全体的に高めるとした。浙江大学、西湖大学、之江実験室など杭州市の大学と科学研究機関が脳科学・AIなどの分野をめぐり、世界一流の科学技術革新センターと人材育成拠点を構築するよう奨励・支持する。

 AIは未来をけん引する戦略的な技術、産業の変革を促す中心的な駆動力だ。これについて、杭州はプラットフォームを設置し、プロジェクトの育成、人材の導入を行い、さらに1000万元(1元は約15.6円)クラスの資金により同産業の発展を促進する。

 「若干の政策」は、杭州市重大科学技術革新プロジェクトの中にAI特別プロジェクトを設立し、企業・事業機関によるキーとなるコア技術の研究を支持するとした。プロジェクト研究開発費の20%、最高500万元という基準で補助を行う。同時にAI応用シーンの形成を支持し、投資総額1500万元以下の一般プロジェクトに対して最高300万元の資金援助を行う。投資総額1500万元以上の重点プロジェクトに対しては1000万元までとしている。

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