2024年05月01日-05月10日
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「本源悟空」がスパコンセンターに新たに接続

2024年05月10日

 中国安徽省量子計算工程研究センターは5日、中国が独自開発した第3世代超伝導量子コンピューター「本源悟空」が、長江デルタハブ蕪湖クラスター計算能力公共サービスプラットフォームとの接続に成功したと明らかにした。本源悟空のスパコンセンターへの接続は3つ目で、従来型コンピューティング、知的コンピューティング、スーパーコンピューティング、量子コンピューティングの4つのコンピューティングの一体化体制が構築された。中国新聞網が伝えた。

 本源悟空は72ビットの独自超伝導量子チップを搭載した超伝導量子コンピューターで、本源量子チームが開発し、今年1月6日に稼働した。5月5日までに世界119カ国・地域から777万回以上のアクセスがあり、17万8000回以上の演算タスクを実行し、優れた計算能力と高い国際的認知度を示している。

 長江デルタハブ蕪湖クラスター計算能力公共サービスプラットフォームは省レベルの計算能力統一調節プラットフォームで、蕪湖クラスターを起点として安徽省の計算能力資源のサービス化を推進する重要プロジェクトで、中国で初めて従来型コンピューティング、知的コンピューティング、スーパーコンピューティング、量子コンピューティングの4つのコンピューティングを一体化したプラットフォームでもある。

 安徽省量子計算工程研究センターの趙雪嬌副主任は「本源悟空の同プラットフォームへの接続は、従来型コンピューティング及び各業界分野における応用のブレイクスルー・公共サービスの能力を効果的に高める。産業エコシステムにおける計算能力の供給、応用開発、運営サービス、利用者などの各能力・資源を十分連携させ、国産量子計算能力の大規模応用を推進する」と述べた。

 本源量子チームはこれまで上海スパコンセンター、国家スパコン鄭州センター、中国移動クラウド能力センターと共同で、量子コンピューターとスパコンを融合した先進計算プラットフォームを構築し、稼働させており、本源悟空との接続にも成功している。本源悟空は今年4月、正式に国家スパコンインターネットプラットフォームに入居した。

 
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