中国製2トン級eVTOL、初の海外飛行に成功

2024年05月14日

　上海峰飛航空科技は7日、同社の2トン級eVTOL（電動垂直離着陸機）「凱瑞鴎」が6日にアラブ首長国連邦（UAE）で初飛行を終えたと明らかにした。中国製の1トン級以上のeVTOLが海外飛行を行ったのは今回が初めて。中国新聞網が伝えた。

　公開資料によると、同機は中東地域で初めて長距離飛行を行った1トン級以上のeVTOLにもなった。

UAE民間航空総局（GCAA）の承認を受け、凱瑞鴎は同国アル・アインのEmirates Falcons Aviation空港を飛び立った。今回の飛行時間は41分間で、飛行距離は123キロ、着地後のバッテリー残量は44％だった。

　同機は峰飛航空科技が独自開発したもので、完全電気推進システムを搭載。最大離陸重量は2000キロで、今年3月に1トン級以上のeVTOL型式証明（TC）を取得した。

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